AC-11とは
AC-11は南米ハーブのキャッツクロー樹皮(正式な学名はUncaria tomentosa)に含まれるCAEs(機能成分はカルボキシアルキルエステル)を高濃度に分画した機能性素材のことです。アメリカの特許製法によってキャッツクローからCAEsを有効的に抽出しています。この成分に高いDNA修復促進作用がある事から美容目的にサプリメントや化粧品に配合されています。
AC-11の効果
紫外線により損傷した皮膚DNAの修復
皮膚以外でも全身では損傷したDNAは修復を常にしています。しかし修復しきれなかった場合は損傷したDNAがコピーされていきます。例えば皮膚であればこの損傷したDNAの増殖が繰り返されていくうちに皮膚癌を起こしていく場合があります。皮膚癌にならなくても皮膚ターンオーバーの遅延によるくすみ、メラニンの生成によるしみ、コラーゲン破壊によるしわなどが目立ってきます。
AC-11は日常生活で避けられない皮膚のDNA損傷を修復することが報告されています。
【製剤塗布による検証】
この実験ではヒト皮膚細胞を使って紫外線照射後にDNA損傷の指標としてチミンダイマーの発現率から修復レベルを想定しています。結果はAC-11を添加した群は皮膚細胞のDNA損傷の修復がされていました。
酸化ストレスにより損傷した白血球のDNA損傷の修復
【製剤内服による検証】
この実験では健康成人に8週間の内服をしてもらい、その後彼らから採取した血液に過酸化水素を付加してDNAの損傷レベルを調べています。結果はDNAの修復レベルは容量依存的に高くなっていました(control<250mg/日<350mg/日)。
引用;DNA repair enhancement of aqueous extracts of Uncaria tomentosa in a human volunteer study