安定化剤は製品の品質や安全性を保つ為に必要な成分です。主な目的は、防腐、酸化防止、キレート、pH調整、増粘です。
防腐剤
殺菌作用のある成分を配合することで、細菌やカビの発生を防ぎます。
エタノール、フェノキシエタノール、フェチネルアルコール、フェニルエチルアルコール、1,2-ペンタンジオール、プロパンジオール、1,2-ヘキサンジオール、BG(1,3-ブチレングリコール)、PG(プロピレングリコール)、DPG(ジプロピレングリコール)、ペンチレングリコール、(メチル、エチル、プロピル、ブチル)パラベン、安息香酸Na、パラオキシ安息香酸(メチル、エチル、プロピル、ブチル)、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エチルヘキシルグリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、クロルフェネシン、ソルビン酸K、カプリリルグリコール、カプリル酸グリセリル、カプリン酸グリセリル、シメン-5-オール、デヒドロ酢酸Na、ヒノキチオール、無水エタノール、メチルイソチアゾリノン、ローズマリーエキス
・エタノール、無水エタノール;収斂作用
・BG・DPG・PG;保湿
・ヒノキチオール;抗フケ効果
・ローズマリーエキス;抗老化、抗酸化
酸化防止剤
開封後空気に触れることで容易に酸化しやすい成分が酸化され、変色や不快な匂いを発生するのを防ぎます。
BHT、アスコルビン酸、フィチン酸、トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン
・アスコルビン酸;色素沈着抑制、抗老化
・フィチン酸;皮脂抑制
キレート剤
金属イオンは化粧品の酸化を促進するため、キレート剤によりそれを防ぎます。
EDTA-2/3/4Na、エチドロン酸、クエン酸Na、グルコン酸、グルコン酸Na、ヒドロキシエタンジホスホン酸、ペンテト酸5Na、メタリン酸Na、
pH調整剤
化粧品成分によっては酸性やアルカリ性が強すぎる為、皮膚を刺激してしまうことがあるため、人肌のpH(4〜6)に近くなるように調整します。
アルギニン、クエン酸、クエン酸Na、コハク酸、コハク酸2Na、酒石酸、乳酸、乳酸Na、AMP、リンゴ酸、リン酸、リン酸K、リン酸2Na、リン酸一水素Na、リン酸二水素Na/K、水酸化Na、水酸化K、炭酸Na、炭酸水素Na、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、TEA(トリエタノールアミン)、フィチン酸、フィチン酸Na
・アルギニン;保湿
・コハク酸;収斂作用
・酒石酸;収斂作用
・フィチン酸;皮脂抑制
・乳酸;角質剥離、収斂作用
・乳酸Na;保湿
・炭酸水素Na;血行促進、保湿
増粘剤
とろみを出すなど感触調整目的に配合されます。元々混ざりにくい成分を乳化させている場合、分離しないように増粘剤によりとろみをつけたりしています。
アルギン酸Na、塩化Na、ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、カラギナン、カルボマー、キサンタンガム、(ブチレン/エチレン/スチレン)コポリマー、(エチレン/プロピレン)コポリマー、(エチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、硫酸Na、PVP、シクロデキストリン、グアーガム、コーンスターチ、コカミドDEA、コカミドMEA、ラウラミドDEA、シクロデキストリン、クオタニウム-18へクトライト、クオタニウム-18ペントナイト、ジステアリン酸Al、ジステアリン酸PEG-150、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ヘクトライト、ジステアルジモニウムへクトライト、ジメチルシリル化シリカ、ベントナイト、ステアラルコニウムベントナイト、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸イヌリン、セルロースガム、デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ヒドロキシエチルセルロース、プルラン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、PEG(ポリエチレングリコール)、ローカストビーンガム
・コカミドDEA/MEA;洗浄
・ラウラミドDEA;洗浄
・PEG;保湿
収斂作用とは皮膚角質層のタンパク質であるケラチンを収縮させることにより肌を引き締める効果のことです。