蓄熱式脱毛
痛みが強く脱毛を継続できない方に各クリニックがおすすめしている脱毛方式です。そもそも蓄熱式脱毛の正式な定義はありません。短い間隔で連射するので熱が溜まっていく仕組みのことを言います。蓄熱式ではない脱毛は1発のパルスレーザーで毛に熱を与えて、毛根の細胞を熱壊死させます。蓄熱式はそれを低フルエンス(大体5〜12 J/cm2、7〜10Hz)で断続的に何発かのレーザーを連射してエネルギーを蓄積させ、毛根を破壊する脱毛方式です。
何発かレーザーを重ねてエネルギーを与えるので1発あたりのエネルギーは少なくて済むので痛みは少なくなります。ただし2発3発と照射している頃には1発目の熱エネルギーはどんどん周囲に逃げていくので投入する合計のエネルギー量はかなり大きくなり、周囲組織の熱損傷は同等以上になる可能性があります。
ただし術者の手加減により良くも悪くもなり得ます。
個人的には脱毛回数が少なくて済む熱破壊式と呼ばれる一般的な脱毛方式がいいと思っています。